生きものと人のいろんな物語

山口県の日本海側に突き出た向津久半島の先端にある油谷島で、きれいな海を守り続ける塩屋の百姓庵がさらに半島の奥地俵島でお米を育てています。なぜさらに奥地で？それは俵島が絶景だから！百姓庵さんが考えるお米作りに大事な条件は、絶景、水、土。でもそのうちの水は運べる、土は作れる。しかし絶景は動かせません。絶景を見ながら育ったお米たちは、湧き水をたっぷりもらい、農薬や化学肥料はいっさい使われず、はぜかけ（天日干し）でじっくり乾燥された幸せなお米。そして大きなポイントは、土にはたっぷりとにがりが撒かれるという塩屋にしかできないミネラル豊富なお米であること。 森から川を通じて海に流れ込んだミネラルが、塩作りを通じてもう一度土に戻り、美味しいお米を育ててくれます。